2018.8.2

【与那国島一人旅・その8】離島で「ストレス」について改めて考えた

お出かけ 与那国島一人旅


↑宿泊していたホテルの窓からの景色。

(2017年10月19日~23日に行った
与那国島一人旅について綴っています)
「与那国島一人旅」記事一覧はこちら

前回の記事からの続きです。

2017年10月20日。
与那国島一人旅、2日目の午後。

台風接近で風雨が強まり、
観光にも支障が出ていたため
レンタカーを返却予定時刻より
かなり早めに返すことにしました。

ガソリンを満タンにし、
レンタカー屋さんへ車を返却。
返却手続きをした後は、
私が宿泊しているホテルまで
レンタカー屋さんに送っていただきました。

今まであちこち、
一人旅でレンタカーに乗りましたが
正直いって、いちばん「ゆるかった」のは
与那国島のレンタカー屋さんでした。

以前の記事でも書きましたが、
免許証のチェックもさらっとしただけだったし。

車を返却する際は、
私が借りていた車のチェックをすることもなく
「はい、いいですよー」で終わったし。

(通常は車の返却時、
車体に傷がついていないか、
車内が汚れていないか、など
お店の方がチェックしますよね)

それでええんかいな?と、思いましたが
後日、夫に話したところ
こう言われました。

「離島やから、もしおイタした人がいたとしても
そうそう簡単に逃げられないやろ。
飛行機か船でしか、島は出られへんから。
与那国は、離島中の離島やし。
だから、ゆるいんちゃう?」

…なるほど。そうかもね。

(ちなみに夫、独身時代に
離島で暮らしていたことがあります。
なのである意味、説得力がありました)

レンタカー屋さんから、
私の宿泊しているホテルまでは
車で10分足らず。

車を借りるときも、返すときも
同じ女性スタッフの方が
担当してくださいました。

スタッフの方は、
「姉御肌」という言葉がぴったりな
さばさば、てきぱきした印象だったので
超人見知りな私は、話しかけるのを
少々躊躇しました。

でも。
「旅の恥はかき捨て」なのです。

人の迷惑になるようなことは、
旅先でもやってはいけませんが。
こちらから積極的に話しかけることは、
なるべくトライしたほうがいいのです。
自分が知らなかった世界を知る
大きなチャンスだから。

なので、ホテルまでの道中
私はスタッフの方に、こう話しかけました。
「与那国のご出身なんですか?」

すると、スタッフの方は言いました。
「ううん、私は本土出身。
もう与那国に来て20年よー」


「えっ、そうなんですね!」

そこから、話はポンポン膨らんでいきました。
お話してみたら、とっても優しい方でした。

スタッフさん
「ここは、いろいろ不便な島よ。
石垣からの船が欠航になると、
島に食料が届かないから
どこの商店も、ホテルも
食料がなくなるの。
だから、冷凍食品でしのぐのよね~」


「たしかに、ドライブ中
役場近くのスーパーに入ってみたんですけど
棚がガラガラでした。
飲み物とお菓子が少し、そのぐらいしか
売っていなかったです」

スタッフさん
「でしょ?
次に船が来るのは、来週の火曜日なの。
台風来てるから、来週の船も来るかしらねー。

あ、そうそう。
明日の帰りの便の予約、ちゃんとした?」


「はい。
明日のお昼の便で、
与那国出る予定だったんですけど
1便早くしたんです。
飛ぶかどうか、わかんないですけど」
(お昼→朝イチの便に変更しました。
その話はまた次回)

スタッフさん
「とにかく、ここを出て
石垣か那覇に行かないと
どうにもならないもんねぇ」


「そうですよね…^^;」

スタッフさん
「食べ物の話に戻るけど。

与那国では、葉物野菜の栽培は難しいの。
潮風にやられちゃうから。
唯一、この島でもちゃんと育つのは
パパイヤぐらいかな。
炒め物にするとおいしいのよ」


「へぇ~、そうなんですね!」

(そういえば、ホテルの食事でも
パパイヤ炒めがよく出ました。
青いパパイヤを細く切って、人参などと一緒に
油で炒めたものです。
宮古島などでもよく食べました。
とてもおいしいです)

スタッフさん
「不便なこともいろいろあるけど、
この島にいると、
ストレスは本当に少ないわ」


「……(ふむふむ)」

そこで、ちょうどホテルに到着。
名残惜しくはありましたが、
スタッフさんと笑顔で手を振り合って
バイバイしました。
本当にお世話になりました。

わずか10分足らずの会話。
でも、あぁ、楽しかった。
心がとってもあったかくなりました。
話しかけてよかった。

これぞまさに、旅の醍醐味です。

「ストレスが少ない」

私にはとても印象深い言葉でした。

都会は便利です。
欲しいものはすぐ手に入ります。
行きたいところにもすぐに行けます。
数分きざみで、電車が来ます。

でもそれらのメリットとともに、私たちは
多大なストレスも受け取っている
ようにも思えます。

街を見渡すと、
まるで「すきま収納」かのように
ポコポコとマンションが
建ち続けています。

マンションが建つと、
街の人口はさらに増えます。
駅もどこもかしこも、ますます
混雑が激しくなります。

数分おきにホームにすべりこむ電車には、
どんどんどんどん、人が乗り込みます。

「もうこれ以上は無理です~」
おなかぱんぱんの車両が、そんな悲鳴を
あげているようにも見えます。

乗客は皆、スマホに目を落として無表情。
その中で、ときおり起こる乗客同士のトラブル。
「足を踏まれた」
「ぶつけられた」
「席を譲れ」「お前なんかに譲るか!」

……皆、余裕がない。
どうやって、余裕を生み出したらいいのか
わからない。
自分に余裕がないから、
人に優しくすることなんてできない。

そんな人が多いような気がして、なりません。

もちろん、
「余裕がない」「人に優しくなれない」
という問題は
「都会だから」「地方だから」
というカテゴリーで
まとめられる話ではありません。

都会でも、ストレスフリーで暮らせる人はいるだろうし
地方でも、ストレスフルで暮らす人もいるでしょう。

離島はきっと、離島ならではのルールや
ご近所付き合いなども、たくさんあるはず。

だから、
「ストレスが少ない」と断言していた
あのスタッフの方は、とても素敵だと
私は感じました。

やはり、
「ストレスが少ない」環境を作り出せるのは
ほかでもない、自分自身なのでしょう。

縁あって、転勤族の夫と結婚した私は
北海道から九州まで、日本のあちこちで
暮らしてきました。
これからも、そんな暮らしは続いていくでしょう。

「住めば都」です。

「どこで暮らしても、自分は楽しめる」という
気持ちを忘れずに、生きていきたい。
そう感じたのでした。

次回へ続きます。



スポンサーリンク


Facebookページで、日々のお弁当を紹介しています。
「いいね!」いただけたらうれしいです♪

« »

PAGE TOP ↑